エリアマジョリティゲームについて
『八分帝国』が面白かったので、エリアマジョリティゲームについて考えました。
- エリアマジョリティでやっていることはオークション。どの土地にどれだけ入札するかの駆け引き。
- オークションなので基本的には後手有利。
- 麻雀等のセットコレクションゲームに近い部分もある。「捨てる牌と残す牌を選ぶ」は「捨てる土地と残す土地を選ぶ」に近い。
- エリアマジョリティの「大陸で揃える」と麻雀の「役を揃える」は似ている。
- エリアマジョリティと麻雀の大きな違いは牌がオープンかオープンじゃないか、という部分。
- リージョン、大陸、グッズと、次元の違うコレクションセットをいくつか用意すると戦略に幅が出る。これはいろんなゲームで応用できそう。
エリアコントロールゲームとの違い
- とりあえず、信長の野望や Risk のような、エリアを独占するゲームを「エリアコントロールゲーム」と呼ぶことにする。
- エリアマジョリティはエリアをすり抜けることができるので、エリアコントロールゲームより緊張感がある。
- 一方で、「エリアを支配する」という楽しさがなくなってしまう。
- エリアコントロールゲームは「一点に戦力を集中させて後ろを守る」という戦略が可能。エリアマジョリティゲームはそれができない。
- エリアコントロールゲームは「エリアから資源を徴収する」という行為を排他的に行えるので、よりエリアの価値が高い。
- エリアコントロールゲームには無双感がある。エリアマジョリティゲームにはあまりない。