「ゲームを作りたい!」という気持ちはあるんですが、具体的なゲーム内容が思いつきません。
ゲームの規模を考えなければいろいろ浮かびはするんですが、個人制作で、ある程度短い期間で(具体的には 1 日 〜 1 週間程度)となると、選択肢が限られてきます。
そこで今回は「縁日にあるお店を参考にゲームを考えてみよう!」というテーマで行きます。
縁日にあるゲームであれば、1 日程度で実装できるようなお手軽なものがあるのではないか? という気がしているので。
個人で趣味でゲーム制作をしているので、以下のような縛りがあります。
また、以下のような制限も設けています。
こういった縛りはマイナスにだけ働くわけではなく「他のゲームとかぶらないものを作る」という意味ではむしろプラスに働くんじゃないかと前向きに考えることにします。
その他、他のゲームとの差別化を図るために、以下のような方針を設定してみます。
以上の縛りを設けた上で、実際のお店を参考にスマホゲーム化を考えていきます。
「縁日 お店」「縁日 屋台」「お祭り お店」とかでググって洗い出します。
これを常設にしたのがクレーンゲームなのでは? と思いました。人は何かをすくい取るのが本能的に好きなのかもしれない。
個人的には既にクレーンゲームを作っているので、そのままだと似たようなものを作ってしまうことになります。なにか変化を持たせないと。
スーパーボールやヨーヨーが登場した背景としては、
というあたりからなんじゃないかと思いましたが、どうなんでしょう。
金魚すくいのハードルの高さを考えると、ゲームとしては金魚すくいをベースにするのが良いのかなと思いました。普段できないことをやれたほうが嬉しいのでは。
金魚すくいのゲームを作るんであれば、もうちょっと頑張って釣りゲーを作る方が良いような気もします。釣りゲーは釣りゲーで既に無数にあるわけですが。
「びょんびょん跳ねるスーパーボールを、空中に浮いているお椀状の器に入れてくゲーム」とかの方が新鮮かも。縁日というテーマからは離れてしまいますが、まあゲームのアイデアを得るのが目的なので。
「ヨーヨーを武器にしたゲーム」もいける気がします。ヨーヨー、びょんびょんさせてるだけで面白いので。人は跳ねるものを操るのが好き。
普通に型抜きシミュレーターを作ってしまうとイライラするだけだと思うので、何か工夫を考えます。
型抜きの本質は「ちまちま作業する楽しさ」だと思うんですね。「ちまちま作業する」「慎重にやらないと失敗してしまう」の二点を押さえれば型抜きの楽しさは再現できるのでは。
テトリスなんかもこのパターンなんじゃないかと思いました。
物理演算を使ったジェンガっぽいゲームを思いつきましたが、たぶんそういうゲームって既にあるんだろな…。ゼルダの祠にもそんなのあったし。
ふと思いましたが、「あのゼルダでもジェンガという既存のゲームをパクってる」と考えると、「ある程度ならパクっていいんだ!」という免罪符を得たような気持ちになりますね。
ジェンガ以前にも将棋の山崩しとかあったわけで、みんな何かを参考にしてるわけですよ。
方向性としては「新しいジェンガ」というものを考えたいと思います。
個人的には既に『にもつつみゲーム』というのを作っていて、これがわりとジェンガっぽいんですよね。
『にもつつみゲーム』とも違うし、ジェンガとも違うもの。
今思いましたがマインスイーパーとかも型抜き系ですね。
ジェンガベースで新しいものを作れないか考えてみました。
単に輪投げを再現するだけどさすがに単純すぎる気がしますが、でもそのくらい単純でもいいのかもしれない。
輪投げの入力方法としては、
あたりが一般的かと思います。
スワイプ方式だと PC で再現できないから、これは却下で。
何か新しい入力方法がないものか…。
ちょっと浮かばないので、この中で一番アクション性の高そうなゴルフゲーム方式を採用したいと思います。
ゴルフゲームと同じ入力方式を選んだ場合、「じゃあゴルフゲームで良いのでは?」という気もするんですよね。輪投げである意味があまりない。
ストラックアウト、パットゴルフ、バスケ、射的、すべてゴルフゲーム形式でいけちゃうので、個別に作る必要がないかもしれない…。
「入力方式は同じなんだけど、ステージで差をつける」という考え方でいきましょう。
「りんご飴やわたあめを上手く作るゲーム」というのは小さい子供には受けそうな気がします。が、大人も楽しめるものにしたい。
「ぼんやり眺めているだけでもわりと楽しいのでは」という気がしました。ガラス工房でガラスを膨らませてるのなんかも眺めていて楽しいですが、ああいう楽しさを再現したい。
『塊魂』とかも近い気がします。何かを絡め取りつつ大きくなっていくのを眺めるのは楽しい。
「サイドビューの塊魂」でも十分楽しい気がしますが、さすがにそれだとパクリ過ぎるので何か新しい要素を考えましょう。
ガチャですね。昔からみんなガチャが好き。
ガチャ要素をゲームの中に配置するのは一般的ですが、ガチャだけのゲームってあまりないのでは。
極端な話、「ただガチャを回す」だけでも人はやるような気がします。
小さい子供でも遊べる UFO キャッチャー、ということなんだと思います。微笑ましいですよね…。
「焼きとうもろこしにいい感じで満遍なく焦げをつける」みたいなゲームはどうでしょうか。
たこ焼きを焼いたり、焼いてる姿を眺めたりするのは楽しい。たこ焼きシミュレーターを作れば配信で使われるのでは。
自分のスキル的にリアルなたこ焼きシミュレーターは作れないので、今回は諦めておきます。
縁日のお店を題材にいろいろ考えてみましたが、改めて思うのは、自分はゲームの性のあるゲームを作りたいんだな、ということですね。
「ただ眺めるだけ」とか「リアルなシミュレーター」みたいなものは、理屈では良い作品だと思うんですが、じゃあ自分が作りたいかというとそうでもない。上手く作り上げる自信がない、というのもあります。
あと、なんだかんだで縁日のお店とはあんまり関係ないアイデアに発展したわけですが、これは逆に嬉しい誤算というか、これがいけるならどんなものでもゲームのヒントになる! ということが分かったので、今後もこの方式で考えていこうかと思います。なんかこういうメソッドに名前を付けたいくらい。