私は普段ゲーム開発に MacBook Air の 13 インチのやつを使っていて、これを机に置いて作業したり、寝っ転がって作業したりしています。
で、机に置いて作業するときなんですが、でかいモニターがあるといいです。
でかいモニターをすでに持っている人にはなにを今さら、という話でしょうが、まだ買っていない人、つまり過去の自分を説得するつもりでこの文章を書いています。
過去の私のように外部モニターを使っていない人も意外と多いと思います。
過去の私はなぜ外部モニターを使っていなかったのか。
いろいろ理由はありますが、まとめると、
という感じになります。
これはこれで理にかなってるなと思います。実際、今私、外部モニター使わないでこの文章書いてますし。
でかい外部モニターがあるとこんなことができるようになります。
外部モニターでブラウザを開いておけば、いちいち画面を切り替えなくてもコーディングの結果がすぐに確認できます。ホットリロード状態で開発している場合にはかなりの生産性アップです。
外部モニター上でエディタを開いておいて、そこに「あとから使いそうなコード、データ、メモ」をどんどん貼り付けていけます。実質、巨大なクリップボードを手にしたのと同じ状態です。
外部モニターに複数のコンソールを開いておけます。そのコンソール上で vitest などを動かしておけば、テストが動かくなったときに秒で気付けるため、結果、「動かない状況で延々作業し続ける」という不毛な時間を避けられます。
便利!
これがおすすめです。
もちろん予算との兼ね合いはありますが、このうちのどれも譲らない方が良い、と個人的には思ってます。
ひとつひとつ理由を説明していきましょう…
作業を快適にするためにはこのくらいのサイズはほしいところです。
サブディスプレイなので、メインよりも少し離して使うことになると思うんですよね。これより小さいと目にも悪いので、このくらいがちょうどいいかと。
一方で、でかすぎるのも考えものです。私も一度50インチの4Kモニター(ウルトラワイドじゃないやつ)を使って作業してみたことがありますが、モニターの上部を見上げるようとすると首にも目にも負担がかかりすぎて、無意味でした。場所を取るだけなので34〜40くらいがちょうどいいかなと思います。
「人間の視野的に横は広く縦は狭い」という話をよく聞きますが、あれは本当です。
ウルトラワイドとそうじゃないモニターの両方を使っていたのでこれは実感してます。
「ウルトラワイド」っていう名前が良くないと思うんですよね。極端な感じがしてしまう。「ウルトラワイド = 人間の視野に近いワイド」だと思っていただければ。感覚的には視野的に言うともう少し横長でも良い気がしてます。
これもよく言われる通りで、曲面の方が見やすいです。
あと、ゲームをやるときの臨場感も多少得られます。
「曲面だと違和感があるのでは?」と思うかもしれませんが、まあこのへんは個人差があると思いますが、私の場合はすぐに慣れましたね。少なくとも作業中に「曲面だな〜…」と意識することはないです。
これはもうゲームをやる人であれば絶対に 144hz 以上がいいです。なんでこれが標準になっていないのか、というレベルです。ぬるぬる感があきらかに違います。
ただ、144hz 以上に慣れてしまうと、60hz に戻ったときにガクガクに見えてしまう、という問題はあります。60hz から 30hz に戻ったときと同じような感覚です。逆に言うと、そのくらい 60hz と 144hz は違う、ということです。
144hz じゃなくて 165hz とか 240hz とかの方が良いのでは? という話もあるかと思いますが、個人的にはあんまり違いが分かんないですね…。165hz や 240hz のモニターも使ってるんですが、デスクトップでウィンドウをぐりんぐりん動かした場合に「まあ、微妙に違う…か…? 気のせいか…?」という感じですね。
プロゲーマーによる実験で 240hz の方がエイムのスコアが上がったみたいな話もあるので多少の違いはあるのかもしれませんが、個人的には 144hz あればいいかなと。グラボ代も余計にかかりますし。
アームも高い買い物ではありますが、買ってよかったと思ってます。MacBook のディスプレイの高さに合わせてちょうどいい位置にモニターを持ってこれる、というのがいいです。
あと、普通に机の上がすっきりします。みんな言ってることですが。
余ってるモニターがあったので試してみましたが、微妙でした。集中できなくなってしまって。慣れの問題ではあるかもしれませんが。